2018年12月2日日曜日

【LoL】タワープレートが絡んだ戦略の変化について



プレシーズンになって、細かい変更が色々入ってますが、個人的に一番気になっているのは「タワープレート」のシステムです。これってプロシーンの戦術に結構影響するんじゃないのかと思ったので、自分の考えをまとめてみます。




■タワープレートとは?

ゲーム開始14分まではHP5000の盾『タワープレート』が出るようになりました。

この盾、HP1000ごとに目盛りがあり、1目盛り削るごとに160ゴールドもらえるという仕様になっています。つまり、14分までに盾を破壊しきったら、160×5で800ゴールドがもらえることになります。


その分、ファーストタワーボーナスが減りましたが、タワープレートが破壊できるならファーストタワーボーナスより多くのゴールドを得られるようになっています。

これがどういう環境の変化を与えるのか。


■序盤に強いチャンピオンが出てくる?

一番わかりやすいのは「タワープレートをできるだけ多く破壊する」という動きですね。
最初14分という序盤で、レーンをプッシュしてタワーに触れるチャンピオンは、ゴールドを多く手に入れるチャンスがあるということになりますので、そういったチャンピオンが選ばれやすくなります。

ミニオン処理能力の高いチャンピオンならひたすらプッシュして、タワーに触るという動きがありますね。また、序盤の戦闘で強いチャンピオンで相手を倒すことでタワーに触るということも考えられます。


■チーム全体タワープレート破壊を考える

レーン単体でなく、チーム全体で見ていくと、プッシュ力の強いチャンピオンをローテーションして各レーンのタワープレートを狙うという動きも考えられます。

Botレーンで早めにタワーを壊して、その2人をTopやMidの破壊に回らせるという動きが一番わかりやすいでしょう。

ジャングラーがそのレーンを徹底的にカバーしてさっさとタワーを取得。別のレーンと配置を変えて、またタワープレートを取っていくといった動きもありえます。

ジャングラーがレーンに出てタワーを折る?どこかで見たような光景ですね。
そうです。「スワップ戦術」の復活があるかもしれないということです。
スワップ戦術だとカウンターでスワップすればゴールド差が少なくなりますが、レイトゲームキャリーのパワースパイクを早める効果が期待できるので無しではなさそうです。


■ミッドだとタワープレートが壊しにくい?

ミッドでタワープレートを壊そうとすると、たいていジャングラーに阻止されることが多いような気がします。

逆に、トップやボットの場合、ジャングラーの位置がわかっていればタワーに触りやすく、レーンを押すということへのリターンが非常に大きくなったなと感じます。

そう考えるとミッドは、タワーに押し付けられない程度にミニオンクリア能力を持っており、サイドレーンにガンクに行く動きが良いのかなとか思ってたりします。


■試合が硬直する?

ここまではタワープレートを積極的に狙う動きで見ていきましたが、逆も考えられます。
タワープレートを意地でも守るという動きです。

つまりタワープレートがなくなる14分までは意地でも相手にタワープレートを触らせない。レーンを守る!という動きがあるかもしれないということです。

ただ、前シーズンでは守備的なリスクの少ない動きではなく、攻撃的な動きのほうが強い環境であり、そういった戦術や選手の動きが確立されてきていることもあるので、そういった動きもガンクなどで崩していくことで、序盤の硬直というのはなくなるのかなとも思っています。


■最後に

まだルーンの変更もあって、それに関連して強いチャンピオンが出てくる。
それに合わせた戦略というのも出てくるだろうし、タワープレートだけで決まるわけではない。
ただ、それでもマップ全体に存在する大きな変更ではあるので、プロがどういった戦略を立ててくるのか非常に楽しみです。